【コラム】:過失割合(対向又は同一方向進行歩行者の事故 2.歩車道の区別のある道路における事故)

2017-12-17

交通事故の被害者および加害者には,それぞれの過失に応じた過失割合というものが決められます。
過失の割合に応じて賠償額が減額されるため,交通事故において,過失の割合はとても大きな問題となります。
そこで,事故態様ごとの過失割合をご紹介します。

 

第3.対向又は同一方向進行歩行者の事故
 2.歩車道の区別のある道路における事故
 (1)【39】歩道等における事故

 

 

 

 

    歩道等(歩道又は歩行者の通行に十分な幅員(おおむね1m以上)を有する路側帯)の歩行者と,車道と道路外を行き来するために歩道等を横断する車との事故を想定しています。
    幅員が1mに満たない路側帯であっても,歩行者が路側帯上を通行している場合は,【39】が適用されます。
    車は,歩道等に入る直前で一時停止し,かつ,歩行者の通行を妨げないようにしなければならないから,歩道等を通行する歩行者の保護は絶対的といってよいです。
    歩行者:車=0:100

 

歩行者と車の事故の場合,歩行者は衝突の衝撃を生身で受けるため,死亡事故につながったり,重篤な傷害を負うことが多くなります。
また,目撃者がいない場合,主張が対立することもあり,示談による解決が難しくなることもあります。

しまかぜ法律事務所では,事故の現場図を分析したり,ドライブレコーダーの映像の解析などから,正確な事故態様を明らかにし,適正な過失割合で事故の解決をしています。
賠償額が大きくなればなるほど,過失割合がたとえ1割の違いであっても,受け取れる金額が大きく変わってきますので,過失割合でお困りの方は,ぜひ,しまかぜ法律事務所へご相談ください。

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