【コラム】:信号機のない横断歩道で止まらないクルマは8割以上

2019-11-06

 JAFによると,各都道府県2箇所ずつ,全国合計94箇所で信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両を対象(9730台)に,「信号機のない横断歩道」における歩行者優先についての実態調査を行ったところ,歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は1660台(17.1%)という結果となりました。
 前年の調査では一時停止率は8.6%となっており,前年比2倍となったものの,依然として横断歩道で止まらないクルマが8割以上あることがわかりました。
 都道府県別でみると,一時停止率が最も高かった長野県にでは68.6%となっており,愛知県は28.8%となっています。
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/library/survey-report/2019-crosswalk

 道路交通法38条1項によると,横断歩道に接近する車は,当該横断歩道を通過する際に当該横断歩道により道路を横断しようとする歩行者のないことが明らかな場合を除き,当該横断歩道の直前で停止することができるような速度で進行しなければならず,また,当該横断歩道により横断し,又は横断しようとする歩行者がある場合は,当該横断歩道の直前で一時停止し,かつ,その通行を妨げないようにしなければなりません。
 このように横断歩道を通過する車には,重い注意義務が課され,反面,歩行者は,横断歩道上では絶対的に近い保護を受けるので,信号機の設置されていない横断歩道上の事故については,原則として,歩行者の過失は0となります。
 しかし,歩行者も横断する際には,左右の安全を確認するとともに,ドライバーに横断する意思表示をするなどして,事故に遭わないよう心がけることが大切です。
 
 また,11月になり日没が早くなってきていますが,愛知県では,過去5年11月の歩行者の1時間あたりの死者数は,日没後1時間が昼の5倍となっています。
 特に高齢者やお子様は,ドライバーから発見されやすいよう明るい服装を選んだり,反射板を活用されることをお勧めします。
https://www.pref.aichi.jp/police/koutsu/jiko/koutsu-s/documents/koutuujikobousipointr0111.pdf

 では,横断歩道上で交通事故の被害に遭われた場合どうすれば良いでしょうか。
 歩行者と車の事故の場合,歩行者は衝突の衝撃を生身で受けるため,死亡事故につながったり,重篤な障害を負うことが多くなります。
 このような場合,賠償額が高額となるため,適正な賠償額を加害者から受け取るためには,実績のある交通事故専門の弁護士が交渉することが不可欠です。
 また,加害者が,歩行者にも直前直後横断,佇立,後退などの事情があると,歩行者の過失を主張する場合があります。
 しまかぜ法律事務所では,現場図を分析したり,ドライブレコーダーの映像の解析などから,正確な事故態様を明らかにし,適正な過失割合で事故の解決をしています。
 賠償額が大きくなればなるほど,過失割合がたとえ1割の違いであっても,受け取れる金額が大きく変わってきますので,横断歩道上の事故でお困りの方は,しまかぜ法律事務所へご相談ください。

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